こんにちは、1年生のKです。
3月26日(月)からTerm Dが始まり、昨年の8月から始まった1年目は残すところ2ヶ月弱で終了します。当時を思い返せば、まだ名前と顔が一致しない他の1年生に囲まれながら、不慣れな日々を過ごしていましたが、今では、廊下ですれ違えば自然と名前を言えるようになったことは、スモールスクールでもある、この環境のおかげなのかなと思います。
さて、今日は前期TermCで履修したNegotiationの授業について触れたいと思います。扱いとしては、General Management & Consultingトラックの必修科目(2単位)となりますが、他のトラックでも時期さえ合えば、履修可能です。
講師はインド人女性で、Organizational Behavior and Human ResourcesのPh.D.を取得しており、心理学にも精通しています。授業のスタイルとしては、主にロールプレイ(2party, 6party etc.)+復習という流れです。ロールプレイの分かりやすい例としては、ある商品を6~10USDで売りたいSellerと、その商品を4~7USDで買いたいBuyerに分かれます。Sellerからしたら、高い金額(最大10USD)で売りたいに越したことはありませんが、一方でBuyerからしたら低い価格(最低4USD)で購入したいと考えています。それぞれの思惑や狙いを踏まえた上で、多様な戦略を交えながら、お互いのZOPA(Zone of possitive area = 相互利益を生み出す6~7USDの範囲)へ落とし込んでいく形になります。もちろん、お互いに絶対譲れないラインもあるので、人によっては、声を荒げたり、交渉のテーブルを離れたりといったパフォーマンスも交えながら、本気でその役割になりきって交渉を進めていきます。独特の緊張感も味わうことが出来るので、ソフトスキルを磨きたい方には個人的にオススメだと思います。
私も過去に、旅行などで韓国にある市場へ行った時は、目当てのモノがあった時に意図せず売値よりも大幅に叩いた金額で交渉をスタートしましたが、このような誰もが経験したことあることを、理論的に、戦略的に紐解くことが出来る講義になっています。